暑中見舞いギフトをいただいたらお返しが必要?おすすめのお返しを紹介

お中元

暑い夏に相手の健康を気遣って送る暑中見舞いですが、はがきや手紙を受け取った場合は何かしら返した方がよいのでしょうか?
中には暑中見舞いとして品物をいただくこともありますが、お返しの品を贈った方がよいのでしょうか?

そんな暑中見舞いのお返しに関する悩みごとを、マナーや喜ばれるおすすめギフトとともに解説します。

暑中見舞いは送りあうもの

お中元も夏に贈る心遣いのギフトですが、これまで半年間にお世話になったことへの感謝の意味合いが強くなっています。

一方暑中見舞いは、暑い時期に相手の健康を気遣って声がけするためのものです。

どちらも大切な方への心遣いという点では同じですが、暑中見舞いは葉書で出すケースが多く、気軽に送れるあいさつ状です。

品物を受け取ったらギフトでお返しする

暑中見舞いはハガキや手紙で送ることが多いですが、ときには品物を贈る場合があります。
暑中見舞いとしてギフトを受け取ったときは、こちらからも贈り物をして返しましょう。

一般的に暑中見舞いはお互いに送りあうものなので、できるだけ相手と同じ方法でお返しします。

暑中見舞いのお返しに掛けるのしは?

暑中見舞いのお返しの品に掛けるのしは、紅白の蝶結びの水引のタイプです。

表書きには贈る時期にあった言葉を選び、立秋の前日までに相手へ届く場合は暑中見舞いですが、立秋に入ってしまうときは残暑見舞いと書きましょう。

目上の方へ贈るときは、「暑中御伺」とします。
お返しとして贈る場合、「御礼の方がふさわしいのでは?」と考えるかもしれませんね。

しかし暑中見舞いは送りあうことが一般的なので、お返しも暑中見舞いが適しています。

暑中見舞いのお返しはいつまでに贈る?

暑中見舞いの手紙や品物を受け取ったとき、いつまでに贈ると相手に失礼がないのでしょうか。
送ろうと思った時期や相手の状況などをもとに判断しましょう。

暑中見舞いとしてなら立秋まで

盛夏に送る暑中見舞いなので、暦の上では秋に入る立秋以前に送りましょう。
立秋を過ぎて相手のもとへ届く場合は、残暑見舞いとします。
残暑見舞いは、秋めいてはきたもののまだ暑い日が続く時期に送るからです。

相手の住む地域の状況に合わせる

自分の住む地域ではまだ暑いものの、遠方で暮らす相手の地域では、すっかり秋らしくなっているかもしれません。

普通郵便で出すと相手のもとへ届くまでに日数がかかり、まもなく立秋に入る頃に投函すると、暑中見舞いの時期を過ぎる可能性もあります。
受け取る相手の状況や届く時期を考えて、言葉を選びましょう。

喪中でも暑中見舞いを返すべき?

お祝いのあいさつである年賀状の差し出しは、喪中の場合は控えます。
しかし暑中見舞いはお祝いではないため、送ってかまいません。

忌中の四十九日(または三十五日)がすぎるまでは、送った相手に気を遣わせてしまうため控えましょう。

送る相手が喪中の場合もあわただしい忌中は避け、忌明け後に一般的な暑中見舞いよりも落ち着きのある控えめなデザインの暑中見舞いを出します。
喪中に暑中見舞いのお返し品を贈るときは、水引とのしのない、無地の奉書紙を掛けます。

お返し品に添える手紙の書き方

こちらからも暑中見舞いのお返しを贈る場合は、先にハガキや手紙を送り、ギフトを贈る旨を伝えます。
長期不在ではないか知ったうえで送るには、メールや電話で確認する方法もおすすめです。

また手紙は、品物に直接添えて送ってもかまいません。
暑中見舞いを先にいただいた場合の、手紙の書き方を紹介します。

構成は「お礼・近況・結びの挨拶」

暑中見舞いのお返しの手紙の文章は、次の構成で書いてはいかがでしょうか。

1.頂いた暑中見舞いへのお礼
2.自分の最近の様子を簡単に書く
3.相手の健康を気遣う言葉のほか、再会を楽しみにする言葉を添えた結びのあいさつ

暑中見舞いは一般的な手紙のような日付を入れず、「盛夏」などと書きます。

言葉選びの注意点

暑中見舞いに使う言葉は、ある程度気軽なものが望ましく、カジュアルすぎず硬すぎない表現を心がけます。
相手の状況を思い浮かべ、気遣いのある言葉を選びましょう。

暑中見舞いに贈って喜ばれるギフト

暑さの盛りに贈る暑中見舞いギフトは、夏に喜ばれるアイテムがおすすめです。
配送で届けるときは、気温の高い中でも傷みにくい品物を選びましょう。
おすすめのギフトを紹介するので、参考にしてくださいね。

グルメ

暑い時期に贈るグルメギフトは、冷凍された状態で届くものや常温でも日持ちしやすいものがおすすめです。
贈る側の地元の特産品やちょっとぜいたくな肉・魚加工品などは、きっと楽しんでもらえますよ。

スイーツ

女性へ贈る暑中見舞いや、送り先の家族に女性が多いときは、夏に食べやすいスイーツが好評です。さっぱりした味わいのアイスクリーム・ゼリー・くずきりなど、ひんやりと甘いお菓子は食べやすく喜ばれます。

ひんやりした食品

そうめんやざるうどんなどの麺類や冷製スープは、暑さから食欲の落ちやすいときにも食べやすく、夏バテ対策に役立ちます。
外で動いて暑くなった体をほどよく冷やしてくれるので、熱中症予防にもおすすめです。

暑中見舞いをいただいたらお返しをしよう

お互いに送りあうことが一般的な暑中見舞いなので、受け取ったときは早めにお返しの手紙やはがきを送りましょう。
発送する時期を考えてふさわしい言葉を選び、マナーを守って贈ります。

丁寧な暑中見舞いのやりとりが、今後のよい関係づくりにつながっていくはずです。

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